ちなみに、幸いこの日両親は出かけて留守だったので、直ぐに店に電気を点して、待っていました。
余談ですが、いつも砥石で研ぎ澄まされていた商売道具の散髪鋏みを、たとえ息子と言えども勝手に使うと、えらく怒られたものです。(゜o゜;
実際、ぶんたが幼い頃の事ですが、紙を切るのに散髪の鋏みを使ったら、ビンタをされてもの凄く怒られたものです。それほど職人は自分の道具を大切にしていたのですね。(^^;
しばらくしてSがやって来て、頭の様子を見て見ると、正しく“虎刈り”になっていて、見るも無残になっていました。その頭を見たぶんたは、しょげるSを尻目にお腹をかかえて大笑い余りの可笑しさに横っ腹が痛くなるほどでした。
ようやく笑いも収まったので、“どれどれ先生が、直して進ぜよう”と職人の鋏みと櫛でチョキ、チョキと鋏んだはずなのですが…、
“あれッ上手くいかないなぁ〜ッ、こんなはずじゃないのになぁ〜ッ”、“あれ、へんだなぁ〜ッ”、段々“虎刈り”が広く大きくなってしまうのでした。(゜O゜;
そう、ぶんたの家が床屋でしたが、ぶんたは一度も散髪をした事も無く、まったく素人
だったのです。(^^;
結局、修復不能になってしまったので、最後手段で一番短い刃のバリカンで頭をまる坊主頭に刈ってしまいました。
*** ほわほわぁ〜ん *** (思い出から現代にもどったところ (^^) )
その坊主頭と情け無いSの青い丸坊主顔が、鮮やかに蘇ってきます。(^^)
今、思い出しながらブログを書いていても、当時の様子が思い出されて大笑いしているぶんたでした。(^O^)
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